CS-CART 商品と配送方法の関連付けアドオン(有償)を使ってみました。

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CS-CARTの有償アドオンで、説明が難しくどのような利用方法のときに便利なのか不明だった 商品と配送方法の関連付けアドオンを使ってみました。通常配送に加えメール便などで送料を安くすませようとするときなどを商品ごとに設定できたりする便利なアドオンでございます。
アドオン :: 商品と配送方法の関連付け - CS-Cartマーケット - CS-Cart本体、アドオン、デザインテンプレートなどの販売

商品ごとに特定の発送方法を指定できるアドオンです。

さて、前回の配送方法と支払方法の関連付けアドオンと同様今回もデモサイトを利用して紹介してみたいと思います。

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まず、今回のアドオンは14,800円となっております。有償アドオンでは高価な部類ですのでしっかり検証したいですね。('A')

とりあえず、アドオンの公式説明を読んでみますか。


(例)
 ステータスが「有効」な配送方法 : クロネコヤマト宅急便
  商品Aに割り当てられた配送方法 : なし
  商品B、Cに割り当てられた配送方法 : 佐川急便
  商品Dに割り当てられた配送方法 : JPエクスプレス
  のように設定されている場合、
<パターン1 - 配送方法が割り当てられていない商品のみ購入>
    商品Aを購入する場合、配送方法には「クロネコヤマト宅急便」のみ表示
<パターン2 - 配送方法が割り当てられている商品を1種類のみ購入>
    商品Bを購入する場合、配送方法には「クロネコヤマト宅急便」および「佐川急便」を表示
<パターン3 - 同じ配送方法が割り当てられている商品を同時購入>
    商品B、Cを購入する場合、配送方法には「クロネコヤマト宅急便」および「佐川急便」を表示     
<パターン4 - 配送方法が割り当てられていない商品と割り当てられている商品を同時購入>
    商品A、Bを購入する場合、配送方法には「クロネコヤマト宅急便」のみ表示     
<パターン4 - 異なる配送方法が割り当てられている商品を同時購入>
    商品B、Dを購入する場合、配送方法には「クロネコヤマト宅急便」のみ表示


っという感じで、読解力の無い自分にはクロネコヤマト宅急便は全てに表示されること(まぁここがミソ)くらいしかわからないので、商品を追加してわかり易く説明してみたいと思います。

今回もまた、前回同様に下記有償アドオンが利用出来るデモサイトを利用しています。

ショップ: http://addondemo.cs-cart.jp
管理画面: http://addondemo.cs-...jp/pnmqdhjb.php
デモ環境には以下のアドオンが設定されています。

配送方法とアドオンを関連付けの設定

まずは、商品の関連付けの前に配送方法の設定を行う必要があります。

配送方法の画面を表示させ、各配送業者の編集ボタンを押します。
アドオンが有効の場合 商品に割り当てという項目があるのでチェックを行います。

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このチェックを入れることによって、個別の商品ごとにチェックを入れた配送方法を選択できるわけです。

まずアドオンを利用する時はこの設定を行いましょう。

関連付けを行う商品を追加して検証してみる。

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今回、上記のような商品を追加してみました。詳しく主な内訳と詳細につきまして、


・ クールな商品
(通常配送しないクール宅急便にて発送したい)

・ 小さい商品
(通常配送もしくはメール便(※安く)を利用できる発送)

・ 通常発送
(通常発送方法)

・超高級な商品(安全に運輸が必要な商品)
(保障付きの配送ができる)


みたいな発送を考えているとします。

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んで、対応する発送方法は上記の通りです。


・ メール便 (無効)

・ 佐川宅急便 (有効)

・ 飛脚クール便 (無効)

・ ヤマト宅急便 (有効)

・ ANZEN運輸(保障+500円) (無効)


5つの配送方法を作り、関連付けを行わなかった場合は佐川とヤマトが表示されるわけです。

その1:商品がメール便で送れるサイズの発送。

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商品が小さかったり、少額の商品の場合、通常配送を選択すると送料が大きくなり消費者の負担が増してしまう可能性があります。

その際に、商品ページのアドオンからメール便を関連付けします。

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そうすると、下記画像のように 商品を購入するとメール便という項目が追加されるわけです。

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一応宅急便も選択できるが、安いメール便が表示されているので消費者はこちらを選択する事が出来るわけです。

ちなみに、通常の配送の場合は、配送方法で有効にした項目のみが表示されます。

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その2:通常商品とメール便の商品を同時購入したらどうなるのか?

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上記の二つを同時購入した場合、明らかにメール便には入らない大きさになりますね。

この場合は当然に通常配送方法のみが表示されるようになります。(メール便の関連付けが無効になるわけです)

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その3:メール便の商品のみを大量に注文した場合、明らかにメール便には入らないけどどうなる?

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なんだか嫌がらせのように注文をしてみます。

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25万円にもなりました。もちろんメール便で関連付けしたので

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送料選択ではメール便の項目が表示されます。このあたりについてはキャンペーンを利用して金額以上は無料設定を行うとかの必要がありそうですね。

その4:高級品を輸送したい時に保障付きの配送を行いたい

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この商品を購入した時、心配になるので通常商品とは別に保障付きの発送を行えればなーっという設定。

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関連付けでANZEN運輸というのを設定しておきます。

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おお、保障付きの設定が表示されましたね。心配な人はこれを選択すればいいのだと理解できます。

その5:超高級品の商品と通常商品を購入してみる。

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こんな感じで、超高級品と通常商品を同時購入してみる。当然超高級品が含まれているのでANZEN保障付きの配送方法が表示されないといけないよね?

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結果はこれ。ANZEN運輸がなくなってしまいます。(その2と同じだね)この辺りはこのアドオンの穴とも言えそうです。

その6:クール便の商品を購入した時の発送。

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クール便を発送する時は、当然通常発送はできないわけでしてクール便以外の発送方法が選べるようではいけませんよね。

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関連付けはこんな感じ。('A')んで購入してみると。

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有効になった配送方法+クール便が表示されちゃいます。うーん・・・通常配送すると溶けちゃうから選択できないようにしないとダメよね。('A')このあたりもこのアドオンの穴ですな。

その7:それじゃすべての商品を関連付けさせて有効設定を全部無効にすればいいじゃん

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当然実験済みです。('A') 単品の商品であればその配送のみが表示されるので、クール便とかは便利になりますけども

複数の商品を購入しようとすると。お問い合わせくださいという表示が出てしまうわけ。これじゃ使えないよね。

というわけでまとめ

商品と配送方法の関連付けアドオンですが、非常に便利でメリットの方が多いアドオンではあります。特に一番使うであろうメール便と宅急便の併記は利用者(購入者)にとってはありがたい選択だと思います。しかしながら、もっと使いこなしたいとなると難しいので利用する人はまず、上記テストのどれに該当するか検討したほうがよさそうですね。('A')おしまい